Linkage
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Found」と題したブログをアップしたまさにその日、今度は私が発見する側に回った。
帰宅途中に寄った某銀行ATMで現金を引き出した際に、他人の忘れ物を発見。ATMの棚状のスペースに透明ケースに入った書類が置き忘れてあったのである。
早速ATM脇に設置の電話で連絡を試みたが、受話器を取ったのは当該銀行ではなく、コールセンターの女性。「(営業時間外で)支店の者が不在のようなので、お客様、どこか目立たない場所に移して、置いておいていただけますか? 後ほど担当に取りに行かせます」という。しかし、これはちょっと待てモーメントだ。ここは駅から近くで利用者も多い。隠しておけるような場所はATM内には見当たらない。「いえ、そんな場所はないですね。むしろそのままの方が見つからないかもしれません。だったら、そばに交番があるので届けておきましょうか?」と私。とりあえず、警官にかくかくしかじか説明して、任務(?)完了。たぶん今頃は落とし主の元に無事戻っていることだろう(と思う)。
連動といえばもう一つ。昨日は日本人物理学者3名のノーベル賞受賞が大々的に報道されていたが、その3日前にはテレビ・ドラマ「ガリレオ」のスペシャル版が放映。こちらの主人公も天才物理学者である。これも連動だ、たぶん(笑)。
さて、そのガリレオ。原作は東野圭吾。難事件解明に借り出される物理学者を演じるのは福山雅治である。サスペンス物には目がない嫁は昨年秋のオンエアー時にも欠かさずに観ていたが、今回もテレビに釘付け。私の方はパソコンをいじりながら惰性でしばらく観ていたが、驚いたのはそのロケ地だ。なんと私が毎年何度も訪れるシーバスのポイントだったのである。
「あれ、ここあそこじゃん」「あ、本当だ」。そんな会話が交わされたかと思うと、画面ではベンガル演じる釣り人、そこを通りがかったガリレオの福山雅治、刑事役の北村一輝が会話を始めた。「おじさん、何が釣れるんですか?」「ここはシロギスがいいよー。たまにフエフキダイの大物も釣れるよ」。そんなやり取りだったと思う。
フエフキダイか……。生息場所は確か関西以西のはずだけど、ロケ地千葉だよなあ。実に面白い。
ドラマの舞台設定はいわゆる密室殺人。しかも、しまいにはあんた、事件の謎が突然解けたガリレオは例の磯から突然ダイビング(もちろん、服着たまま)ときた。いや、ぶったまげたなあ。もっとも、このシーンはみっちーが吹き替えていたのかもしれないが。
しかし、この後非常に残念なことが起こった。脚本のあまりの素晴らしさに衝撃を受けた私に不覚にも睡魔が襲来。たぶん、放送時間内に事件は解決していたはずだが、私はその後の結末を今も知らないでいる。釣り人としては、ポイントが荒らされなかったことを祈るのみだ。
こんな良型のシーバスが釣れます。
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今日はノーベル化学賞で日本人が受賞。ここ数日は物理や化学が脚光を浴びているが、理数系が苦手の私にとってはこれらの分野は鬼門のような科目だった。そういえば、高校の物理の先生のあだ名は「死に神」だった。