Accelerating Finish
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3階A指定席はゴール板にも近く、ガラス張りのため、寒さもしのげてなかなか快適。しかし、馬券のほうは運試しに買った最初の5Rから日本代表FWのようにハズシにハズシまくった。途中福島競馬にも寄り道したが、それもダメ。大荒れの桜花賞も的中せずに遂には9連敗達成! まるで今日の天気のようなお寒い状況と相成った。
迎えた中山の最終レース。自分にとってはこれが本日のメインである。アルカライズは5番人気。パドックで適度に気合が乗り、良い感じに映った。ゴール前のスタンドにはクラブスタッフのSさんの姿があり、早速駆け寄ってお祝いの言葉をかける。終わったばかりの桜花賞ではクラブ所属馬のレジネッタが優勝していたからだ。
そして、レースのファンファーレ。Sさんは双眼鏡越しに「お、今日は大丈夫だ!」とひと言。ゲート難があるアルカライズだが、今回は良いスタートを切った。まずはスタンド正面を通過。道中は後方追走となったが、鞍上の三浦皇成はガッチリと手綱を抑え、馬とうまく折り合っている。前走と同様に追い込みが奏効するか。果たして、4コーナーを回って、ターフビジョンには手ごたえ十分に外を回るアルカライズの姿があった。「いいよ、来てるよ!」とSさん。直線では内ラチ沿いから人気馬が一旦抜け出したが、外目からアルカライズもグイグイと一完歩ごとに伸びてきた。「差せ、皇成!」「ウォー!!! 行けーーーー!」。とても平場とは思えないほど、Sさんともども声をからしての応援。その甲斐あってか、2着馬をキッチリ首差差し切ったところがフィニッシュラインだった。
3月にデビューしたばかりの三浦皇成騎手は久々に関東に現れた大型新人ともっぱらの評判だ。実は返し馬では危なっかしい場面もあったのだが、実戦では見事なまでの騎乗ぶりだった。
昨年9月以来、これで4勝目をマークしたアルカライズ。準オープンではさらに相手が強くなるし、おそらく厳しい戦いを強いられるだろう。ただ、走りに自在性が出てきた分、まだ上積みがあるかもしれない。密かに期待したい。
さて、ここまでの負けが込んでいた馬券は、単勝の他、馬連④⑨⑫⑯4頭のボックス買いで、最後の最後にようやく的中。結局、収支は1200円ほどのマイナスだった。プラス計上とはいかなかったものの、何事も欲張ってはいけない。馬券10連敗の記録的大敗を阻止できたのが何よりだった(笑)。
Alkalize made
accelerating finish at
the final card of Nakayama on Sunday. An apprentice Jockey, Kosei Miura also made brilliant ride. That was only an
allowance but was one of the most
exiting moments of my racing career.
Sunday, Nakayama, Japan
12R Allowance, 19,950,000 yen
Nakayama, 4-13, 4yo-up, 1800mD, 1.52.3, sloppy
1--ALKALIZE(JPN),54kg, c,5, by Tayasu Tsuyoshi,
out of Gelato by Boundary
O-Shadai Race Horse ; B-Shiraoi Farm ; T- M.Okuhira ; J-K.Miura ;
10,500,000yen. Lifetime Record : 4-2-3-13, 43,090,000 yen
2—Gempachi Tachyon(Jpn)
3—Marubutsu Cross(Jpn)
Margins : NK, 1/2.