Watching Boxing
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途中からとはいえ、世界タイトルマッチをじっくりTV観戦したのは久々のこと。内藤のボクシングをまともに観たのも初めてだった。内藤選手はその風貌から同じフライ級の元世界ランカー・触沢公男みたいなタイプかと思っていたが、想像以上に変則タイプなのを知った。ただ、案外勘の良いボクサーだと感心。ハートもある。そこがあと一歩で世界タイトルを掴めなかった者たちとの違いだろうか。
ちなみに、触沢公男は小熊正二やメキシコの世界ランカーを次々と倒し、叩き上げから一瞬の輝きを放ったボクサーファイター。世界戦は2度挑戦したが、ともに失敗している。現役ボクサー当時、大田区の大森に住んでいて敬虔なクリスチャンのボクサーとしても有名だった。
さて、今日の試合そのものはともに有効打の少ない展開。互いにジャブ、コンビネーションが決まらなかったことが、結果に反映されていたともいえる。内藤選手に関していえば、大振りが気になった。中南米の選手相手だと倒される危険性を孕んでいるような気がする。