Horse Capital of the World 3
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レキシントン滞在3日目も牧場視察に明け暮れる。
今日はツアーメンバーの他にVIPご一行の飛び入り参加があった。
私の役目は主に見て回る種牡馬の解説なのだが、また噛みまくらないか、一瞬緊張。
とはいえ、すでに複数をこなしていたのと、
元々ボランティアでギャラが発生するわけでもなし(笑)。
案外、気楽にというか、滞りなく終了。
VIPの一人からも「日本語で解説してくれたので、分かりやすくてよかった」と慰労の言葉を
もらい、ちょっとホッとした。
この日は順にテイラーメイド、ジャドモント、ダーレーを訪問。
3日目の牧場はどこも非常に綺麗で、スタッフや馬もよく管理されていた。
ちなみにジャドモントファームズの事務所で出迎えてくれた犬は「マムタズ」という名だった。
応対してくれたレイディに「じゃあ、マハルはどこ?」と聞く。
ちゃんと笑ってくれた。
ダーレーはアファームドの最後の繋養地だったジョナベルファームを買い取ったため、正式名称はダーレーアットジョナベルという。場内にアファームドの銅像があるのもそのためで、実際に米最後の三冠馬の亡骸はこの場所に埋葬されている。
午後はキーンランド・ノベンバーセールの2日目。前日見る時間がなかったセリを視察。
セリ鑑定人が常に呪文のように、早口で価格の数字を連呼していたのが非常に印象的
だった。
上場を待つ馬のパドック(写真右下)は外側からも内側からも見られるようになっていて、
人の行き来はもちろん自由。
同行した社の後輩Kは日本の競馬場でも終日パドックに張り付いている馬体重視派。キーンランドがいたく気に入った様子で「一日いても飽きないですね、ここは」とトローンとした目で感慨にふけっていた。