必要なもの、不必要なもの
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お値段は高いと思いますが、よくある普通の、いわゆる保険がきかないタイプのマッサージ屋さんでも同じ時間で5000円前後でしょうから、Dr.ストレッチは文字通りストレッチに特化した分、費用対効果としては妥当でしょう。
ただ、開始当初から少々気になっているのがトレーナーさんたちの営業臭です。はっきり言って、時々うざくもあります。つまり、通常の価格のほかに、トレーナーを指名するとその都度500円の追加料金がかかります。「私はこういうところが得意です」「体が固めの方、下半身が気になる方はがっつりやります」「次回も私を指名してもらえますか」などなど。この店の方針として、おそらくインセンティヴのようなシステムなのでしょう。理屈として、ストレッチを受ける側の状態を常に把握しておく意味でも専属トレーナー制は理解できます。しかし、私から言わせれば、なんでそれにいちいちお金が追加されるのかということ。はっきり言って500円なんて大した額じゃないんですよ。しかし、これに伴って、いちいち「結構です」と断るのが案外面倒くさいものなんです。店側が本当にお客のためを考えるのならば、最初から料金に組み込んでいればいいだけのこと。本来は店側が何人かのトレーナーに施術をまかせた後、「お客様にはこのトレーナーがベストと思いますのでいかがでしょうか?」とお店からお客に提案するのが筋じゃないでしょうか。
この日もあるトレーナーさんから「Tさん、続けていただいてますが、このまま(=毎回別の担当者)では効果がないです。私が専属になりますから、やらせてください」と強烈な売り込みがありました。私も日頃から鬱積したものあったので「じゃあ、こちらも忌憚ない意見言わせてもらいます」と、私なりになぜ専属が嫌なのかを説明した次第。まあ、大人げないので少しはオブラートに包みましたけど、「普通の整体にも通っているけど、専属でもお金取らないじゃない」と言ったら、あっさり引き下がってくれました。
他の利用者はどうかは知りませんが、専属をつけないほうが少ないのでしょうかね? ちなみに、この店のトレーナーは基本的に元運動部もしくは現役体育大学のバイト風20代の若者が中心です。私の場合は、すでに20回近くお世話になっていますが、これまで頑として指名をしていなかったのですから、もう少し阿吽の呼吸とまではいかないまでもお客さんの気持ちや意思を案じて欲しいものです。必要がないものは、要らないのですよ。これが至ってシンプルな結論です。