A Wedding Ceremony in Hokkaido
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私自身、かつては胆振から浦河までまんべんなく仕事で回っていたが、それも15年以上も前のこと。今回のひだか地区を訪れたのは7年振りのことで、昔見慣れた風景がとても懐かしく感じた。しかし、そんな感傷に浸る間もなく、門別~新冠あたりから雲行きが一変。次第に雪が降り出し、当然運転は慎重になる。サラブレッド銀座の駐車スペースで小休止して、高台から広がる風景写真を撮ろうとしたが、相変わらずの風と雪で断念した(とてもじゃないけど、車から降りた瞬間に凍死しそうだった…)。
静内のホテルにチェックインした後も雪はますます激しさを増す。昼食をとるついでに街中をぶらぶら…のつもりが、結局は一番近い地元の食堂に飛び込むのがやっとだった。この写真で昼間の12時半くらい。当たり前だが、歩いているのは自分くらいである。
さて、この日の目的は、同僚の結婚披露パーティー。夕方から始まった祝宴会場には180人ほどが集まったが、一番驚いたのは自由席だったこと。北海道のこうした祝い事はかなりユニークで、例えばご祝儀を渡す習慣がなく会費制というのは事前に聞いていたが、主役であるご両人の席自体がないのも驚いた。
会場は土地柄も反映して牧場関係の方々でにぎわっていたが、今回お招きいただいた自分はというと、花婿以外はひょっとして誰も知らないのではないかという不安もあった。が、なんとか知り合いを2名発見。SさんとY君が砂漠のオアシスに思えた(笑)。そのY君も「たしかに北海道の披露宴はかなりアバウトというか、ゆるいですね(笑)。だって主賓で挨拶する予定だった人が簡単にキャンセルしますから。だから席も自由なんじゃないですかね」という。「秘密のケンミンSHOW」ではないが、ところ変われば品変わるとはよく言ったものだと思う。
ともあれ、会場にはジャズの生演奏あり、有名俳優のビデオメッセージもありで、披露パーティーは盛況裡に終了。お二人ともどうぞお幸せに!