A Day for Cham and Pink
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それでも、この春に東京から札幌に転勤になったShiggyからは「場所によっては結構サケが寄っています」というメールをもらい、埼玉から70ccバイクで北海道に上陸したY君も「稚内の河口はサケだらけでした」という。現地の生情報もあり、まったく絶望的な状況ではないことは窺い知ることができた。というわけで、ここはまずは無難にカラフトを狙い、運良くサケがヒットすれば御の字という自然体(?)でのチャレンジである。
この日は朝4時半に起床。朝5時の段階ではまだ漁協のGOサインが出ていなかったが、とりあえず、前夜から合流していたY君はバイクで、私たちはかわせみの中村さんの4WDに乗り込み、それぞれ第一管理棟を目指した。到着した5時半過ぎにはすでに入釣自体はOKで一安心。だが、「水量が多いので瀬渡しは避けて欲しい」というお達しを受け、条件付きでの釣り開始となった。
最初のポイントへは無料で貸し出している自転車で移動。この日を通じて一番上流のエリアには比較的浅い淵にカラフトの姿があった。だが、ルアーへの反応がすこぶる悪く、ミノーを目の前に通すと群れが散ってしまう始末だった。というのも、このエリアのカラフトはすでに産卵行動に入っており、口を使う状況とは程遠かったのである。その後、釣り下がっていく中で、ガイドの中村さんがテトラ周りの淵でカラフトの魚影を発見。「ここでやってみましょう」と選んでくれたポイントは、水面まで1.5mほどの高さがある釣り座で、魚が掛かったらどうするの?というような場所ではあった。しかし、「掛かったらその時考えましょう。サケもいるしね」と中村さん。確かに試す価値は十分にある。
それにしても、今回はミノーにはことごとく振られ続けてしまった。下流域のカラフトたちにもスプーンあるいはフライに大きなアドバンテージがあった。昼食までの3時間では結局、私は都合3尾ほどのカラフトを追加したが、すべてスプーンでの釣果だ。
さて、昼食後に向かったのは再び下流域である。個体そのものが明らかに口を使い、やる気があるのと、サケが釣れる可能性を考えれば賢明な選択だったといえるだろう。実は午前中の部で嫁に一度サケがヒットしていたのだが、惜しくもバラシていた。
釣りは3時過ぎに終了。最後にスレ掛かりのサケに翻弄された嫁はミヨレヨレになって、駐車スペースに戻ってきた。
増水の影響を受け、標津周辺の河川も良好とはいえないコンディション。忠類川の釣獲調査自体もこの週は火曜と水曜日が中止(毎週木曜日は基本的に調査休止日)となっていたほどである。前日に電話で問い合わせた忠類川漁協の見解は「(金曜日は)たぶん大丈夫と思うけど、断言はできない」というもの。そんな中、中止という最悪の事態は避けられたし、カラフトを中心に私たちの釣果はまずまずだったように思う。
ちなみに、この11日は第一&第二管理棟を合わせて73人が釣獲調査に入り、釣り上げられた魚は316尾。そのうちサケはわずか13尾だったから、私たち3人のパーティで2本という数字は(スレの1尾には目をつぶって・笑)なかなか運が良かったともいえそうだ。
To be continued
Rod : Spartas Foojin’ Z Beast Brawl8.6MH
Reel : Shimano Stella SW5000PG Line : Varivas S-VEP16LB
Rod : Ufm Ueda Salty Plugger SPS902-Ti
Reel : Shimano Twin Power 4000
Line : Varivas S-VEP16LB
Lures : Ito Craft Ezo Spoon 65SGH 18g, Field Hunter Aday 18g,
Shimano Cardiff18g,Smith Pure 18g, Daiwa Chinook 17g