The OFB Summer Festival 2009
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「おやじファイト!夏祭り」と称された今日の大会は全17試合が組まれ、11時過ぎに始まった第1試合から最終試合まで、途中2試合を除いて一応全試合を観戦。コーラ1杯で都合4時間も会場に滞留したことになる。基本的には素人の大会なので、一部の選手を除いては技術的に見るべきところはほとんどない。ただ、びっくりしたのは40代、50代の選手もちゃんと腹筋が割れていた。出場する皆さん、しっかり鍛えているのには感心した。
元プロの選手も何人か参戦していたが、その中でも元東洋ジュニア・フェザー級1位というマングース・スピーディ・高橋選手は全階級を通じて最強との呼び声が高いそうだ。和田〝キングコブラ〟剛選手のOBFフェザー級タイトルマッチはこの日の実質的なメイン・イベントといってよかった。試合は攻の和田に対し、守の高橋という一進一退の攻防が展開され、注目の一戦は結局引き分けに終わった。それにしても、現在60歳という高橋選手の試合前アップ時に見せた動きとパンチの速さには驚かされた。
そのほかの試合でとくに印象に残ったのは、11試合目のR60ライト級王座決定戦に登場した63歳、グランパ・岡崎公治選手の右ジャブ。12試合目のフライ級で判定勝ちした46歳のサウスポー、ヨシマサの拳(ケン)選手のスピードとバランスの良さ。元日本ランカーの浦崎幸也(=ピューマ光矢の名でのちの世界王者・友利正を破ったこともある)選手を完封した内容は見事だった。