Reunion
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今回は中学時代から筋金入りの釣りキチだった「イノコ」(あだ名)ことI君と久々の再会。少し前に、この席に誘ってくれたOさんから「Iは釣り雑誌にも出ているよ」と、教えてもらっていたのだが、今回改めて話を聞くと、大変なアングラーだと分かった。釣りは基本的に何でもやるそうだが、日本におけるいわゆるブラックバス釣りの創成期には、徳永謙三氏や田辺哲男氏、河辺裕和氏といった錚々たる面々とともに日本人で初めてUSオープンに参戦した、というではないか! つまり、バスプロとしても活躍していたのである。
現在はトラウトがメインで、某有名メーカーのチーフデザイナーをしているというI君。以前はトラウトの某専門誌『G』でも連載を持っていたそうだ。ちなみに、話を聞いているうちに前出の徳永謙三プロは私らの中学の先輩だということも初めて知った。
昨夜は「シゲル」ことN君にも驚かされた。高校も一緒だったNとは、5年くらい前には会っていたと思うが、昨日もらった名刺を見て二度びっくり。勤務先の「G」は私の会社の得意先でもあり、特にうちの社長はG社の会長とも付き合いが長い。Nは高名な馬主でもあるK氏の東京支社に勤めていたのである。なんでも某大手建設会社を介してK氏に引き抜かれた形で、すでに入社して4年ほどだというが、これにもびっくらこいた、というか、口あんぐりというほかなかった。高校卒業から30年ほど経って、旧友とこんな意外な接点が出来ていたとは……。
「灯台下暗し」とか「世間は狭い」とか、言葉にするのは簡単だが、昨日はそんな思いを実感した夜でもあった。