Cherry Salmon Challenge Round Ⅲ
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午後8時半の便で東京に戻るため、釣りのタイムリミットはお昼12時。気合を入れて、4時半に起床したが、この日は北西の強風が吹き、当初予定していたサーフは釣りができない状態。実績のある磯へと回ったが、平日の夜明け前にもかかわらず、すでに駐車スペースにはたくさんの車が並んでいた。
エントリーもままならない磯をあきらめ、風の影響を受けないワンドで釣りを開始。が、魚とのコンタクトは皆無である。おまけに小磯で前のめりにコケてしまい、左手の中指の爪を割ってしまった。大したことはないが、かなり足腰にきていたのは確かだ。
想定の範囲内とはいえ、他のアングラーが上げたシーンはおろか、魚のハネすら一度も見られなかったのは残念というほかない。それでも、いくつかの場所では間違いなく型を見ており、この釣りは魚を引き寄せる運の強さも多分に左右される。ちなみに、前日には松前方面で8キロ(!)が上がったという情報も入った。
もうひとつ。磯とサーフを回って撃沈するという点では普段から冬の千葉方面で散々体験していること。本命サクラマスはまだしも、もう少し海アメマスがボツボツとヒットするような展開になれば、北海道での釣りを満喫できたのだが……。もっとも、これはあくまでも私の技量不足と引きの弱さゆえの結果だろう。そして、言うまでもなく自然が相手だということ。
一度の惨敗でめげるつもりは毛頭ないし、また懲りずに道南のサクラマス釣りにはトライしたい。いや、しなければならない。
今回拠点にしていた道の駅「てっくいランド大成」を出発したのは午後1時半を過ぎた頃。かわせみの中村さんが運転する4WDは往路よりも1時間ほど早く、夕暮れの新千歳空港に無事到着。予定の8時半発から2時間早い便に変更し、遠征を終了した。