Slow & Steady Housing Project in Hayama
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ずいぶん前の話になるが、渋谷区でデザイン事務所を経営する友人Iが葉山の旧家を購入した。現在は事務所と住居を備えた自社ビルを生活拠点にしているIだが、リタイア後は海のそばで悠々自適のスローライフを送るのだという。中学の同級生だったIは基本的には変わり者タイプではあるが、子供の頃からもの凄く計画性があった上、先見性もあった。こういった将来設計を含めて、大したものだと感心する。
さて、その葉山の家だが、先ごろ購入後の状況が色々と大変らしいことを画像で説明してくれた。
「葉山の家、築75年以上なので、色々と問題が噴出~! 結局、大事に直す事になり、大工さんに頼んでいるんで、まだできないのでした。外壁を全部剥がして、レッドシダーにしてます。中も、ほとんど修繕中デス」とは本人の弁である。
写真を見ると確かに年季が入った家屋を購入・・・というだけでは収まりそうもない。改築、改造に相当な手間がかかりそうな状況が十分に計り知れる。しかし、こうして自らが手を掛けることで愛着や味わいが出てくるのだろう。必然的に週末は東京と葉山を往復しているだろうから、根気と体力も必要となるはずだ。面倒くさがりの私にはとてもではないが、真似できない。
いずれにしても、完成した暁には、嫁オリジナルのフラワーアレンジメント持参で新築祝いに伺う所存である。その時を楽しみにしておこう。呼ばれなかったりして(笑)。