今日もかなり寒い一日。それでも桜は各地で満開となっているようだ。東京では、目黒川界隈の桜祭りが名所の一つとして知られる。昼間に訪れた最寄り駅の中目黒駅はものすごい混雑で、臨時改札が設けられているほどだった。ただし、自分の目的地は、「桜」ではなく「二胡」。駅に隣接している中目黒GTプラザホールで行われた、嫁が通う二胡教室の発表会を覗いてきた。
プログラムをチェックすると、演奏する方々は最後の講師演奏以外、全部で23組。基本的には、初級レベルの方が大半の模様。100人弱といった入りの会場内は演者の知り合いの方々がほとんどだったと思われる。それでも、人前での演奏ということで、やはり皆さん、緊張している様子が部外者の私でも手に取るように分かる。
さて、この日12番目に登場した嫁ミヨレは、ゲド戦記のテルーの唄という曲を演奏。本人からリハーサルの段階からボロボロと聞いていたので、期待せずに構えていた分、そんなに悪くなかった。いや、それどころか、格段の進歩の跡がうかがえた分、ほんの少しではあるが感動を覚えたとさえいえる。なにしろ、始めた当初の練習では、♪咲いた咲いた~♪で知られる曲を自宅でよく弾いていたものだが、私は聞くたびに「地獄のチューリップ…」と心の中でつぶやいていたのだから。
「二胡」はバイオリンなどと同じ擦弦楽器。音程を取るのがかなり難しい楽器でもある。友人のYさんとともに、二胡を始めてから2年。継続は力なりということだろう。どんな習い事もそうだ。やはり、練習の成果を発表する場があることは非常にいいこと。ちなみに、帰宅後の嫁は自分の出来の悪さに打ちひしがれながらも「次の発表会ではもっとうまくできるようにがんばる」と話していた。何事もモチベーションを維持することが大切だということ。後で知ったが、会場には嫁の親友Kさんなど、友人が何人かわざわざお越しいただいていたようだった(ご挨拶できませんでしたが、ありがとうございました)。