Pray for Racehorses
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さて、その7Rのパドックは日当たりがちょうど中央で二分される時間帯。やや風も強く日陰の寒さはさすがに厳しかった。ダート1800m戦のレースは16頭立てのフルゲートで、ヴァルディヴィアは5番人気。これまで3番人気以下に落ちたことがないこの馬も、ここ4戦は馬券に絡めない状態とあってはさすがに人気を落としていた。馬体重が+22キロだったのも嫌われたのかもしれない。ただ、見た目の太め感はなく、相手関係からも勝つチャンスはあるのではと感じていた。
このままでは二桁着順の大敗もあり得るか…。しかし、そんな不安もよぎる中、この後、ヴァルディヴィアは3コーナーから外目を徐々に進出すると、直線では大外からよく追い込んで5着。勝ち馬から0.6秒差での入線となった。上位勢とは勝負が決した後ではあったが、結果的には、先行して交わされていたこれまでとは違った一面をみせたのは確か。古馬混合条件以降のレースでは、5戦目の今回がもっとも内容があったといえる。今回もゲート内で暴れていたように、昇級を阻んでいる気の悪さが解消してくれれば、2勝目は決して遠くないはずだ。
レース終了後はフォトグラファーのYさん、Sさんに新年の遅い挨拶。速攻で会社に戻って、後は黙々と仕事に励むのみだった。ちなみに、今年最初の馬券はマイナス3000円でのスタート。競馬場滞留時間はわずか1時間足らず。次回訪れた際は指定席でビール片手に一日ゆっくりと競馬を楽しみたいと思う。