Nice Fish for tidal pilot
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それでも、夜7時半、ウェーディングを開始。三人で沖のスリットを目指して水中を行進する。だが、北の向かい風は次第に強くなり、途中波が高くなったポイントであえなく撤退となってしまった。次の一手は少しでも風の影響を受けにくいシャローエリアへの回避だ。水先案内人Mさんの判断でアマモや小さなスリットに付く魚を探していく作戦へと切り替えた。そして、その作戦変更でいきなり幸運を呼び込んだのが、他ならぬMさんである。
この後はOさんともども俄然やる気が出たのは言うまでもない。しかし、タフな条件は相変わらずで、結局はMさんの魚がこの日のハイライトに。終盤、Oさんがミオ筋で鮎と見紛うようなキュートなセイゴをゲットして終了となった。
私はこの日も完全シャットアウトで生命反応を得られないいまま。個人的には残念な結果となったが、同行のアングラーに釣果があっただけで十分に満足。今回案内してもらったエリアも全く初めて入るポイントということもあり、新鮮な気持ちを保ったまま、3時間たっぷり釣りができたことに感謝である。
反省点は地形を把握できずに立ち位置の判断をしばしば誤っていたこと。特に終盤、釣れないとどうしてもはやる気持ちで前へ前へと出てしまいがちになる。次回訪れる機会のために留意しておきたい。
それにしても最後の北風は冷たかったなあ。もう冬はそこまで来ているとも感じた夜だった。Mさん、Oさん、またよろしくお願いしまーす。