So heavy again
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やばい、といえば、この日のマスの相手は、会長が「おやじのフライ級最強」というBさん、そして初対面のSさん。Sさんは一見お坊ちゃんタイプだが、いざ手合わせすると表情が一変。明らかに経験者、それもキック系と瞬時に分かり、2R中、何発も被弾した。傍らの会長が「当てちゃだめだよー」とは言うものの、おかまいなし。フェイントなど動きも多彩で、パーリングもうまかった。相変わらず、ここのジムは次々と手練が出現する。
そして、手練といえば、今夜はHさんの姿があった。Hさんは何を隠そう、3カ月前に私の鼻を折った張本人。この間まで某格闘技の世界選手権でイタリアに遠征していた。結果を聞いたところ「予選を全勝。1位で年内の決勝に臨む」そうだ。会長の指示でHさんは、Bさんとスパーを2R。派手な打ち合いはなかったが、両者ともに動きに余裕がある。これはやはり実戦経験の賜物なのだろう。自分にとっては、経験不足、そして体の重さを痛感せざるをない馬込の夜だった。誰か、私の腹を叩いて引っ込めて~(笑)。