2010年は釣行回数が激減した。しかし、これは想定内のことで、限られた時間内で仕事と趣味を両立させることは年々難しくなっている。それでも、今年も数少ないながら、記憶に残る魚と遊ぶことができて、それなりに満足感はある。2011年の釣行に向けて、自らのモチベーションを高めるためにも四季の釣行を振り返っておきたい。
January to March
1~3月はシーバスのナイトゲームが主流。干潟、川筋、
運河にボツボツと出没してはみたものの、今年はバチ抜けの爆発にはとうとう遭遇できなかった。腕が悪いのは承知の上だが、良型も数も釣れない状況に気持ちが萎え始めたのは正直なところ。どうせダメなら、夜の釣りから明るい時間帯のほうがいいと思い始めたのもこの頃のことだった。
April to June
そんなわけで、4月以降は磯のヒラスズキに照準を合わせて、毎週のようにアクアライン経由で外房と自宅を往復。ただし、敷居の高さではチャンピオン級のターゲットでもあり、連戦連敗が続いた。そして、ようやく本命をゲットできたのが実に
8度目の釣行だった。
その1週間後に訪れた別のポイントでは外道ながら
イナダを捕獲。しかし、まさかまさかのウツボの大襲撃にあって、目論んでいた刺身三昧の夢はあえなく消え去った。束になって襲い掛かるウツボがキングギドラに見えた。
結局、ヒラスズキは1尾のみに終わったが、外房から南房総エリアを2カ月間集中して回ったのは今後の糧になった。
順番が前後するが、4月には横浜で久々に
夜メバルも楽しんだ。ただし、この日はかなり冷え込んでしまい、同行したM親子には申し訳ないことをした。事前に防寒対策をもう少し説明しておくべきだった。
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6月は、いつも札幌から特派員報告を送ってくれるshiggyが見事イトウの良型をゲットした! この
記事をみて私が釣ったと勘違いした方がいたが、くれぐれもお間違いなきよう。
この魚はshiggyことN原さんによる北海道・猿払川での釣果。私は基本的に「持ってません」ので大丈夫です(笑)。
ちなみに、shiggyは秋には
カナダ遠征を敢行。
キングサーモン三昧だなんて、羨ましすぎる!
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July to September
オフショアのシーズン。まずはヒラ狙いをひと段落して、大原の拓永丸のシーバスダービーに参戦。乗船したのは6月下旬と
7月下旬の2回のみで、ダービーは30人中20位だった。そのほか、恒例のシイラが2度とも撃沈で絶不調。9月に入り、シーバスのナイトゲームに戻ったが、4回ほど訪れた多摩川では小物サイズのみに終わった。
October to December
メインターゲットであるシーバスがここまで明らかに不調。どうにもこうにも魚とのコンタクトが疎遠になってしまったことが、悪循環となり自然と現場から遠のいてしまった。そんな中、10月の下旬に多摩川河口の汽水域で嬉しい外道がヒット。実はこの日は別のポイントでいいサイズのスズキを掛けていたが、ランディング寸前にバラシていた。そんな無念を払拭した
マゴチはなかなかの良型でびっくり。泥まみれではあったが、キャッチアンドイートを選択して大正解。旬を過ぎているかと思ったが、さすがは白身の高級魚である。刺身、フライ、天ぷらを試したが、食べ応え十分だった。
11月には市原エリアのボートシーバスへ。釣友Y君の司法試験合格祝い釣行ということで、午後から
ボート、夜は
干潟という2本立て作戦を取った。しかし、「目標50本」を目指したものの、ボートでは予想外の渋い展開に泣き、夜の部でも延々干潟を歩き回った対価とは程遠い結果に。それでも、終了間際にY君がゲットしたシーバスは値千金だった。サイズはフッコ級でもヒットルアーが合格祝いで贈った品だっただけに、ともに記憶に残る一尾になった。
年内最後の釣りは大原のヒラメ。過去2回とも型を見ているだけに、2度あることは3度あると楽観していたのが甘かった。3度目の挑戦はまさかの完敗。来年のリベンジを誓うしかなかった。
MIF of 2010
今年の「Most Impressive Fish」は下記のとおり。
第1位 ヒラスズキ Blackfin Sea Bass 85cm 6Kg
6月6日 千葉県・鴨川市の磯 ルアー/Smith・Saruna110Fトウゴロウイワシ
※今シーズン8回目の挑戦で待望の大本命。潮位60cmの上げ返しの時間帯。波のタイミングとトレースコースの重要性を再確認した
第2位 マゴチ Flat Head 57cm
10月23日 東京都・多摩川河口 ルアー/Banzai・Wolf 90稚鮎パール
※ルアーでマゴチを獲ったのは初めてのこと。以前オーストラリアのケアンズでバラシがあったが、川筋では狙って釣れる獲物ではない。お土産にもなり、まさに嬉しい外道
第3位 イナダ Young Yellowtail 50cm
6月15日 千葉県鴨川市の磯 ルアー/Smith・Saruna125マイワシ
※うねりがかなりあり、比較的安全なワンドのポイントでヒラスズキ狙い。回遊してきたと思われるイナダを運良くゲットしたまではよかったが、まさかの結末を含めてメモリアル・フィッシュとなった(笑)
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2010年の拙ブログを改めて読み返してみると、実は釣りに関するネタが約50件だったのに対し、ボクシングは70件に達していたことが分かった。うすうすは感じていたが、逆転現象(?)、である。「ブログタイトル、変えたほうがいいんじゃないのー?」という嫁の指摘も決して的外れではないだろう。
だが、メインはあくまでも「釣り」ということで、2011年もこの道を進んでいきたい。一つのことに集中できない性分ゆえに、様々な分野に手を付けてしまう中途半端さはたぶんこの先も治らない。そんな自分がボクシングにどっぷりと浸かってしまったのは予定外だったが、来年は少しずつでも釣りに回帰していくつもりではいる。でもやっぱりボクシングも本腰を入れていく(笑)という、欲張りジジイ両天秤大作戦かな…。なお、仕事大丈夫なのか?という問いかけには一切お答えいたしませんので(笑)ご了解ください。
2010年もまもなく終わる。1年は早いけれど、それなりに充実はしていたように思う。2011年は、まずは2月にヒラメを釣らないことには、本当の意味での新年を迎えられないだろう。
ということで、皆様、どうぞ良いお年を!
※2011/1/2に写真を数点追加しました