Fishing Thanksgiving Day Part 2
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勤労感謝の日、釣友Yとの“しばしお別れの釣りツアー”昼の部を終えた後は、ファミレス系中華そばのチェーン店で夕食。夜の部の目的地である木更津市の干潟へと向かうためには、わずかな時間でも体を温めて英気を養う必要があった。八幡宿からは高速を利用して40分ほどで現地に到着すると、時刻は8時半を回った頃。意外なことに駐車スペースにはすでに車が数台止まっていてびっくり。しかも、我々の準備中にさらに何台もアングラーたちを乗せた車がやって来たのだ。考えてみれば、この日は祝日だったのだが、もしかしたらこのエリアは好調なのかもしれない。
とはいえ、実際に残された時間はあとわずか。Y君は電車利用のため、私の地元であるJR蒲田駅に夜12時までに戻らないと埼玉の自宅に帰れなくなる(=まるでシンデレラだ・笑)。干潟のポイントへは片道で徒歩30分ほどかかるので、10時半には釣りを終了しなければならない。ということは、実際に釣りができるのも1時間チョイ。ツアーの締めくくりは、短時間で結果を出さなければならなかった。
後中潮の初日。ゆっくりと下げている中、沖のミオ筋へと行進すること30分。昼間に吹いていた強い北風が次第に収まってくれたのは助かった。そして、お目当てのポイントは幸い先行者がいない。しかも、わりと厚い潮目が出ていて雰囲気も悪くない。魚が入っていれば、すぐにでも反応が出るかと思われた。だが、Y君ともにキャストを繰り返すが、コンタクトはゼロ。
もちろん、干潟というフィールドゆえ、願わくは大型との遭遇を望みたかったが、それは高望みというもの。Y君は見事に前半戦ボートシーバスの消化不良をこの一尾で相殺したといえるし、これで心置きなく、那覇へと飛んでくれることだろう。最後を締めてくれて本当によかった!
この日は朝からすでに12時間以上をともに過ごし、私にとっても久々に釣りに集中した一日となった。ところで、これはまったくの余談ながら、帰り道の車中、近頃の携帯釣りゲームに対する見解が一致。少し前、頻繁にテレビで流れていたGREEのCMで、「釣りゲームです。(ルアーを引いていると魚がヒット!)釣れたのはニシキゴイです」というのがあった。「いくらゲームでもあれはないよね。釣り人にとっては、道徳的にも倫理的にも違反(笑)。許せない!」と私。Y君も「同感です。間違いなく公序良俗に反していますね」と、さすがは司法試験突破者らしい物言いで、バーチャルな世界を皮肉ってくれた。最近は見なくなったあのCM、見るたびにムカついていたが、おそらく善良なアングラーの多くは憤りを感じていたのではないだろうか。ひょんなことから同志が見つかって、アナログ派のオッサンは本当にうれしい(笑)。
ということで、帰路は釣り談義をしながらアクアラインを飛ばし、蒲田駅には余裕で到着。Y君を無事見送って、この“しばしお別れ釣りツアー”は終了となった。長い一日は厳しくもあったが、何よりも思い出に残る釣行となった。
Y君におかれましては、23日は大変お疲れさんでした。また来年9~10月にボートのリベンジ&干潟の豪華プラン(オプションで朝に磯のヒラなども加えれば、足腰立たなくなるまで釣りができます)をご用意しております。それでは、またご一緒しましょう。沖縄滞在中の釣果報告も気長に待っています!