BASIA in Blue Note Tokyo
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ポーランド出身の歌姫バーシアは以前から一度は観たかったアーティストの一人である。今回は15年振りの新譜を携えての日本公演。定刻を5分ほど遅れてステージに登場したバーシアは、同行した友人と思わず顔を見合わせてしまったほど貫禄が備わっていた。推定年齢50代だけに致し方ないか。とはいえ、約1時間半のステージは、新譜に収められている3曲以外、おなじみの名曲のオンパレードだった。
バンドはBasia(vo)の他にDanny White(p)、Annick Clarisse(back vo)、 Veronique Clarisse(back vo)、Georgio Serci(g)、Kevin Robinson(tp)という6人編成。ギターとベースの担当はイタリア、バックヴォーカルの姉妹はモーリシャス出身という国際色豊かなもの。正直、バーシアに全盛期の声量を望むのは酷だったかもしれないが、それでも、歌唱力と表現力はさすが。バックヴォーカルとの絶妙のハーモニーも聴き応え十分だった。惜しむらくは、今回の公演がアコースティック・バージョンだったこと。やはり、ドラムがいなかったのはちょっと寂しい(=少々辛口だけど、もちろんお値段の価値は十分)。
今回はネットで4人掛けのセンターボックスシートを予約した。一人分でミュージック・チャージが11550円。位置的には最後方とはいえ、ステージ正面なのでなかなかGood。ソファの座り心地も良いので、空いていれば、次回もここかな。