Kabuki Renaissance
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今回与三郎を演じたのは萩原流行。ダブルキャストのお富役に桜田聖子というキャスティング。主役の萩原流行はバラエティ番組ではウエスタンハットをかぶって登場する個性派俳優で、競馬好きとしても知られる。顔は怖いが、親近感がある。
午後1時からの若草歌舞伎でまずは「釣女」を40分ほど鑑賞。休憩後、いよいよ始まった「与話情浮名横櫛」は木更津の第一幕から源氏店のクライマックスまで三幕の構成。もっと歌舞伎歌舞伎しているのかと想像していたが、セリフ回しは完全に大衆演劇の枠。約2時間はあっという間で、なかなか面白かった。
日本橋公会堂の4階にある日本橋劇場は、440名収容のコンパクトなホール。写真は幕間に2階席から撮影。花道もあり、完全に歌舞伎や日本舞踊仕様となっている。
今日は敬老の日だが、一足早い芸術の秋の一日だった。