Randy Crawford and Joe Sample
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今回は学生時代の友人Tのお誘いで、ランディ・クロフォード&ジョー・サンプル・トリオのコンサート。私以外にも似たような音楽志向の友人IとNもホールにやって来た(なお、Nは開演1時間前に到着しながら、入場直前にチケット忘れが発覚。結局、自宅に戻り、汗だくになりながら開始1時間遅れで席に着いたことは黙っておいてあげよう)。
コンサートはほぼ定刻の5時に開演。当初はピアノのジョー・サンプルJoe Sample、アコースティック・ベースのニック・サンプル Nick Sample(ジョーの息子)、そしてドラムスのスティーブ・ガッドSteve Gaddによるトリオ構成で、Jazzyな曲が心地よく続く。想像はしていたが、こうした約2000席の箱よりもライブハウスで聴きたいと思う展開となった。しかし、客席はほぼ満席に近かったし、その集客力は歴戦のキャリアを重ねてきた一流ミュージシャンの証しともいえる。ソロとしての実力とクルセイダーズThe Crusadersの根強い人気を改めて感じた。ちなみに、客層は私と同世代もしくは少し上の年代が中心。案外、こういう場で自分の年齢を実感したりする。
ヴォーカルのランディ・クロフォードRandy Crawfordが満を持して登場したのは演奏開始から40分を過ぎた頃だったか。アンコールを含めて1時間45分ほどのコンサートで、一番盛り上がったのは、やはりクルセイダーズの大ヒット曲「Street Life」だった。実のところ、今夜の演奏中知っていたのは5曲くらいしかなかったが、個人的には故ニコレット・ラーソンNicolette Larsonが歌っていた「Rio de Janeiro Blue」がベストだった。帰宅後にネットで調べたら、ランディとジョー・サンプルのデュオ・アルバム「Feeling Good」に収録されているのを知った。その「Rio de Janeiro Blue」のオリジナルはRichard Torranceというギタリスト&シンガーによるもの。Atlanta Rhythm Sectionの名曲「Spooky」と、出だしのコード進行がちょっと似ているのも再発見した。Youtubeでは残念ながらニコレット・ラーソンのものが見つからなかったので、日本人女性シンガーの動画をアップしてみた。